Mission
質が高く持続可能なヘルスケア・システムの構築に貢献したい
現在のヘルスケア・システムは大きな転換期にあります。疾病構造の変化、医療資源の偏在や不足、費用の増大と財政の制約、国民の期待の高まりなど、様々な課題を抱えており、持続可能なヘルスケア・システムの構築が求められています。
コストから投資へ。
病気の治癒=治療重視から、生活の支援=予防重視へ。費用(=コスト)を投資と捉え、ヘルスケアの目的である、健康寿命の伸長、労働生産性の向上、生活の質の維持・向上に向けて、ヘルスケア・システムをどのようにデザインしていくか。重要な課題が盛んに議論され、日々環境も変化しています。
ヘルスケアを自分ごとに。
患者・住民と医療従事者の関係だけでなく、保険者、行政、サプライヤーなど各種ステークホルダーが、共通の課題に対峙して、互いの利害を収斂させていく。提供価値にフォーカスし、ヘルスケアを自分ごとにしていくことが求められています。
臨床・経営・行政の視点を生かして。
私は10年にわたって、臨床・経営・行政の立場から、ヘルスケア産業と向き合ってきました。医師、経営アドバイザー、大学教員、行政官としての経験を生かして、これからも既存の枠組みに捉われることなく、ビジョンを持つ様々な立場の方々と柔軟に連携しながら、ヘルスケア・システムの可能性を追求していくことが、石川雅俊という人間の役割であると考えています。
Profile
2005年筑波大学医学専門学群卒業、臨床研修を経て2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画、ヘルスケア産業に係るアドバイザリー業務に従事。2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在を経て、2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。医師、博士(医療福祉経営学)
KPMGヘルスケアジャパンでは、医療・介護事業者や各ステークホルダー(行政、金融機関、投資家、サプライヤー等)に対して事業・財務デューディリジェンス、事業戦略や事業計画策定支援等、海外案件を含め70以上のプロジェクトに関与し、2012年からは、マネージャーとして案件遂行を管理してきた。2013年には1年間KPMGオーストラリアメルボルンオフィスに在籍し、医療計画等の政策評価に従事した。また、他大学のMBAや国立保健医療科学院、経営者、金融機関、投資家向けの講師経験も有している。
国際医療福祉大学では、教育・研究の他、医学部設置、JCI認証取得、経済産業省の医療機器・サービス国際化推進事業(ベトナム・ミャンマー)、医療福祉ロボット開発センター、リハビリ指定規則改変等、大学の管理業務にも携わった。特に、医学部設置については、設置の趣旨、学生確保の見通し等の主要な書類の作成をリードした。また、私的研究会として、一月会(ヘルスケア業界に関与する若手官僚、経営者、コンサルタント等を集めた有志の勉強会)の事務局を担当している。
石川雅俊プロフィール
- ■ 2005年 筑波大学医学専門学群卒業
- ■ 2008年 KPMGヘルスケアジャパン株式会社
(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在) - ■ 2014年 国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授 医師、博士(医療福祉経営学)
大学院担当科目
- ■ 医療経営学入門(修士)
- ■ ビジネス統計学(修士)
- ■ データ解析演習(修士)
- ■ 研究室演習(修士・博士)
- ■ 乃木坂スクール(公開講座)
他大学非常勤講師
- ■ 2015〜首都大学東京
- ■ 2013 明治大学
公職等
- ■ 静岡県湖西市改革プラン委員会委員
- ■ 2015〜千葉県松戸市医療政策アドバイザー
- ■ 2015 経済産業省「将来の介護需要に即した介護サービス提供に関する研究会」オブザーバー
- ■ 2015.8 第一回厚生労働省周産期医療体制のあり方に関する検討会参考人
- ■ 2015〜日本産科婦人科学会医療改革委員会委員
- ■ 2014 経済産業省「将来の地域医療における保険者と企業のあり方に関する研究会」オブザーバー
- ■ 2014 社会保険診療報酬支払基金
「オーストラリアの診療報酬の審査等に関する調査研究」、アドバイザー - ■ 2014 奈良県地域医療構想策定に係る有識者会議委員
- ■ 2013.4 日本医師会ビジョン検討委員会参考人
- ■ 2012.12 第一回厚生労働省がん医療提供体制のあり方に係る検討会参考人